カテゴリー:院長ブログ

「炎症のループ」をあらゆる角度から断ち切ること

2018年11月10日

「神経活性化による炎症反応の制御」という北大の 村上正晃先生の論文を読みました。

  その中には

「炎症の増幅回路の発見」 というものがあり、

「マウスに IL-17 を強制発現させると過剰な IL-6 が産生され,F759 マウスにて同様の実験を行うとさらに 10倍以上の IL-6 が 産生された。試験管内の解析からも,IL- 17 と IL-6 の同時刺激によって相乗的に IL-6 が発現した。
私たちはこの機構を IL-6 産生の増幅回路と名付けて研究を行って F759 関節炎,多発性硬化症モデル (EAE)でのそれらの発症  に 関与していることを示した。
さらに,本機構の解析を続けていくと非免疫系細胞にて NFkB と STAT3 が同時に活性化すると NFkB 過剰活性化が誘導され,その標的遺伝子群が過剰発現した。 IL-6 はそのポジティブフィードバックループにて 、STAT3 活性化を維持し,実際の機能分子は NFkB の標的遺伝子であるケモカイン,増殖因子などであった。 これらが局所で過剰となれば,そこへ免疫細胞の浸潤が生じ恒常性が破綻する。」

 私たちはこれらの現象を「炎症」と 呼んでいることが判った。

「炎症の増幅回路,炎症回路 (Inflammation Amplification Loop,Inflammation Amp)」というべきものであった。
疾患モデルを用いた実験から,炎症回路は,関節リウマチ,多発性硬化症などの自己免疫疾患や移植の慢性拒絶に関与することが示された。

 

 簡単に言うと、ストレス、腸内の環境、体の歪みなどから、延々と炎症の悪循環が続いていってしまう・・ということで、これはアトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、湿疹、酒さ・・もう、どんな皮膚病にもあてはまるということです。

 これらの「炎症のループ」をあらゆる角度から断ち切ることが「本治」といえると思っています。

当院での漢方薬、食事指導、その他は ここを目指しております。

 

もうすぐハロウィンですね♪

2018年10月27日

最近 秋のイベントとして人気のハロウィン。皆さんは由来などご存知ですか?

ハロウィンの起源は 紀元前のケルト人(オーストリア、ドイツ、スイスのアルプス地方を原郷に、ヨーロッパ全土に広がっていた先住民族)にまでさかのぼります。

ケルト人の1年の終わりは10月31日で、この夜は秋の終わりを意味し、冬の始まりでもあり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていました。時期を同じくして出てくる有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていたのです。今では悪魔や魔女の仮装は定番ですね。

11月1日の朝が来ると、ドルイド祭司は、各家庭にこの火から燃えさしを与えました。各家族は、この火を家に持ち帰り、かまどの火を新しくつけて家を暖め、悪いシー(Si、ケルト神話の妖精。ちなみに「バンシー」とは「女の妖精」の意。)などが入らないようにしました。 1年のこの時期には、この世と霊界との間に目に見えない「門」が開き、この両方の世界の間で自由に行き来が可能となると信じられていたからです。

祭典ではかがり火が大きな役割を演じました。村民たちは、屠殺した牛の骨を炎の上に投げ込み、かがり火が燃え上がると、村人たちは他のすべての火を消しました。その後、各家族は厳粛にこの共通の炎から炉床に火をつけていました。

ハロウィンは日本のお盆や、厄払いの儀式とよく似たもののようですね。

このように楽しみながら、一年間の厄払いができるといいですね。

 

 

 

いつまでも若々しく~女性の願い

2018年10月15日

いつまでも若々しくいたい!すべての女性の願いではないでしょうか。

しかし残念な事に見た目の衰えや、基礎代謝の低下、疲労回復力の低下、胃腸機能の低下、ホルモンの低下など全身で様々な低下が始まります。

体の様々な低下の加速をできるだけゆっくりにするために アンチエイジングが必要になります。

そこで注目されているのが『プラセンタ』です。」

中国では古くから滋養強壮、不老長寿に利用され 西洋では クレオパトラマリーアントワネットも老化防止と美を保つ為にプラセンタを使用していたと言われています。

プラセンタとは 胎盤のことです。

出産時に人間を除く全ての哺乳類は本能的に自分の胎盤を食べてしまいます。胎盤は自然治癒力を回復させる高く、低下した体力を回復し、ホルモン分泌促進することで乳腺を刺激して乳汁分泌をさせるという本能です。
胎盤には不思議な力が宿ると考えられ古くから医薬品として応用されてきました。

(ヒト増殖因子)(たんぱく質)(アミノ酸)など多数の栄養素が含まれており、抗炎症作用・抗ストレス作用・基礎代謝向上効果・自律神経調整作用・免疫調整作用・強肝・解毒作用など現代医療でも幅広くしようされています。血行促進・抗酸化作用・繊維芽細胞増殖作用効果もあり

「健康」のみならず「美容」にもたいへん有効なことが認められています。

【効能・効果】

医療⇒肝疾患、膀胱炎、胃潰瘍、喘息、更年期障害、糖尿病、生理通、便秘、リウマチ、関節痛、冷え性、腰痛、肩こり、イライラ、肉体疲労、アトピー性皮膚炎、眼精疲労、滋養強壮、花粉症など 

美容⇒美白、にきび、肌荒れ、肌の弾力、シミ、しわ、そばかす、老化防止など

当院では プラセンタ注射2種類を症状にあわせて提供しています。また錠剤もご用意していますのでご興味のある方はお知らせください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医療機関専用のサプリメント ご存知ですか?

2018年10月2日

当院では 栄養療法(オーソモレキュラー療法)のために開発された医療機関専用のサプリメントを取り扱っております。

栄養療法(オーソモレキュラー)とは 私たちの細胞を構成する分子のバランスの乱れをサプリメントによって整えていく治療法法です。

以前、ブログでも『食の乱れとサプリメント』としてお知らせしましたが、パワーアップした新しいシリーズが加わりました。

 

○ビタミンB群(60粒・120粒)

ビタミンB群は 身体機能の維持に欠かせない水溶性ビタミンです。  相互に関係して働く為複合体で摂取が必要です。現代のストレス社会に対応した配合です。

○不飽和脂肪酸 (60粒)

DHAは魚油に含まれるω3系の必須脂肪酸です。  乳化型加工により 吸収がよくお年寄りや発育時の栄養補給におすすめです。

○ビタミンE (60粒)

ビタミンEは 脂溶性ビタミンの一種で様々な働きを持っています。  乳化型加工により 吸収がよくお年寄りや発育時の栄養補給におすすめです。

○ミネラル (30粒・60粒)

鉄は現代人 特に女性に不足しがちなミネラルの一種です。    主に赤血球、肝臓、筋肉に多く含まれ身体の様々な機能に関与しています。多くはヘム鉄として機能しています。

○ミネラル (60粒)

亜鉛は 現代人に不足しがちなミネラルの一種です。身体の様々な働きに関与しており、特に体内の酵素と深く関係しています。生命活動に大変重要なミネラルです。

○ビタミンA (60粒)

ビタミンAは 脂溶性ビタミンで様々な働きがあり、現代人に不足しがちな必須栄養素のひとつです。吸収がよくお年寄りや発育時の栄養補給におすすめです。

○機能性食品 (60粒)

コエンザイムQ10は 細胞内のミトコンドリアや細胞膜などに広く存在する補栄養素です。加齢やストレスで減少する栄養素です。吸収がよくお年寄りや発育時の栄養補給におすすめです。

医療機関専用サプリメントをネットで注文いただけます!

初回は当院の医師に 治療法や服用方法を相談いただきます。(アクセスできるクリニックキーをお渡しします)

⇒ スマートフォンやパソコンに登録し アクセスキーを入力いただきます。

シンプルな注文サイトから簡単に登録注文でき 、7000円以上送料無料 お支払いはクレジットか代金交換(コレクト)お届け先と受け取り時間は指定可能です。

ご興味のある方は ぜひご連絡くださいね

10月4日(木)セミナーのお知らせです

2018年9月28日

「ホリスティック医学と魂の医療」のセミナーに登壇します。

ボディ・マインド・スピリット – 肉体的な健康や心の癒しを超えて、生命体すべての調和を目指すホリスティック医学。

全体性を意味する「ホリスティック」という言葉は、少しずつ広まってきていますが、「ホリスティック」にケアすること、さらに、

スピリット – 魂 – まで視野に入れるとは、どのようなことなのでしょうか?

日米ベテランホリスティックドクター達が、「ホリスティック医学」と「魂の医療」について熱く語ります。
よろしくお願いします。

日程:10月4日(木) 
時間:19:00~21:00
料金:5,000円(税込)
場所:TSURUYAホール *会場詳細はお申込みの方にお知らせします。
<出演者>
対談:クリスティンペイジ先生
渡辺奈津先生(トランスフォーメーション・クリニック院長、ホメオパス)

台風21号

2018年9月5日

昨日の台風はすごかったですね!!

皆さん 被害などありませんでしたか?

 

当院も通常診察していましたが、さすがに来院の方は少なかったです。

お昼くらいには 強風で病院周りは 葉っぱやゴミやタオル(?)などが  飛び回りすごい状態でした。

病院の3階の窓ガラスが割れたのは 驚きました。

 

電車通勤のスタッフは お昼には帰宅することになりましたがすでに電車が動いておらず車通勤のスタッフが みんなを送迎してくれました。

日頃のチームワークの良さが出たようで 感動でした。

 

スタッフの自宅も 屋根の表面が飛んで行ったり、ベランダのトタン屋根がはがれたり瓦が飛んだり・・・

一番ひどかったのはベランダの屋根が落ちて、二階部分の電線が切れ 電話もネットもテレビも映らなくなったスタッフでした。

 

今回の21号は 建物の倒壊や 車の横転 倒木など被害が相次ぎ、飛んできた看板などで怪我をされたり、亡くなった方もおられましたし。

自然災害の 恐ろしさを身近に感じました。

 

今日もまだ台風の影響がでているようですね。

片づけなどで大変かと思いますが、くれぐれも気をつけてください。

もう 大きな台風が来ませんように祈るばかりです。

 

病院は 通常診察しております!!

地蔵盆踊りに行きました!

2018年8月28日

先週 金曜日は病院の近くの『常光寺』で地蔵盆踊りがありました!

毎年8月23日・24日に開催されますが 今年は台風の影響で24日金曜日のみ 少し遅れて開催されました。

 

商店街には たくさんの方が来られて歩くのも大変な状態でした。

合わせて連日の猛暑で うちわをくばられていましたが・・・

とにかく 暑すぎでした!!

『常光寺』の中ではたくさんの方が 盆踊りを楽しんでおられました。

久しぶりのお祭りに少し童心に戻って懐かしい気分になれて 楽しく見ることができました!

 

ここで『常光寺』についてご紹介しておきます。

通称「八尾地蔵尊」と言われ、宗派は臨済宗南禅寺派で奈良時代の創立です。

常光寺は河内音頭の発祥の地とも言われています。

地蔵盆踊りは600年前から伝わると言われる「流し節」が聴ける唯一の盆踊りとして有名で全国から多くのファンが集まります。

「流し節」とは 音頭はゆっくり優雅で 踊りもしなやかにゆったりと踊らなくてはいけないそうです。

音頭取り・お囃子・太鼓の3つが一体となり、踊り子さんと合わない音頭はダメで 古い伝統を重んじ自分勝手に節回しを変えることは禁止されています。

 

今年は終わってしまいましたが、来年また機会があれば 常光寺の地蔵盆踊りご参加されたらいかがでしょうか?

8/18(土)・8/25(土).26(日)セミナーのお知らせ

2018年8月10日

【本当に欲しいものをあとで得ようとするのではなく、もう今得ようよ】

医療における現代までのパラダイムは「腹痛がなくなれば幸せだ」「アトピーがなければパートナーがみつかる」というような二次元の世界での幸福追求や疾病健康観でした。

人間という有限の物理的存在である限り、確かにそれも否定できませんが、そればかりおいかけていても「真の幸せ」「真の安堵感」「真の安心感」「そのままでOK、愛されている」というような人間が本当の本当に、求めている、究極の目標にはたどり着くことはできません。

そして、あまりに「病気憎し」で方法論に拘泥するあまり、究極の目標にたどり着かなくなってるケースも多いと感じています。

「本当に欲しいものをあとで得ようとするのではなく、もう今得ようよ」

このパラダイムシフトは、これからあらゆる分野で起こり得ることですが、ことさら私は「健康、病気」ということに特化した医療界のパラダイムシフトを起こしたいと思っています。

渡辺奈津

※セミナーでは、「病気をやめる」技術的ことだけでなく、こんなお話もしていきたいと思います。

8/18@大阪:医療従事者・カウンセラー・コーチのための 「病気をやめさせる」技術《実践セミナー》
https://www.facebook.com/events/2583486088343476/

8/25@大阪・8/26@広島:【LABプロファイル®マスターコンサルタント】と【現役医師】が教えるコーチ・カウンセラーのための「人を動かす”言葉のカタチ”」
https://goo.gl/rMdpKC

医療従事者・カウンセラー・コーチのための 「病気をやめさせる」技術《実践セミナー》第1日目
2018年8月18日(土) 13:30
たかつガーデン橘の間(大阪市天王寺区東高津町7番11号)

「病巣疾患」ってご存知ですか?

2018年7月4日

「病巣疾患」ってご存知ですか?

昔、むかしヒポクラテスの時代「体のどこかに細菌などが感染した病巣があって、それが原因で感染した場所とは違う、離れた部位に病気が起こる」という考えがあったのですが、この考えは医学会でも認知されてみたり、忘れられてみたりと、不安定な状態であったかと思います。

一時は、「それじゃ、ほとんどの細菌、ウイルス、異物などは口腔、鼻腔、咽頭からはいるので、その関門である扁桃腺をとってしまえばいいのじゃないか」とばかりに、片っ端から扁桃腺を切除してしまった時期もありました。しかし科学的根拠が乏しく、かつ結果にばらつきがあったため、このような過剰な切除はすたれてきました。
個人的には、私はよほどのことがないかぎり、このような生体の関門はとるべきではないと考えています。

第一関門をなくせば、第二関門に負担がかかってくると思うのです。そして第二関門は第一より体内深いところにあるわけですから、戦いのステージが、体内深いところで起こるということになり、人体的には不利だと考えるからです。

現在掌蹠膿疱症、IgA腎症、胸肋鎖骨過形成症 などが「扁桃病巣疾患」とみなされており、扁桃腺の炎症と遠く離れた部位の疾患の関連性は、確定しておりますが、それ以外皮膚科、アレルギー、腎臓、循環器などさまざまなところに影響を及ぼすと考えられております。

 

私がたくさんの皮膚の病気の方に、「何のためにするかわからんかもしれんけど、うがいしても損にはならんし、風邪予防と思って、うがいをしておいてください」とか「定期的に歯医者さんに行って、歯槽膿漏のチェック、歯石とってもらったりしてくださいね」と言うのは、 実はこのためなんです。

ただ、うがいといっても、ほんのちょっとガラガラ、ペッとするだけでは、のどの奥や鼻のほうまで洗えませんので、そういう場所にいつもずっと菌を住まわせているという状態になりがちです。

インドなどでは、鼻洗いといって、塩水を喉と鼻の間にいれて、洗ったり、達人(!)になると、乾布摩擦よろしくゴシゴシする方もおられるくらいですが、想像するだけで痛そう・・ですから、毎日実行するのは難しそうです。

どうしようかな~と思っていたら、ピッタリの商品がありました!しかも成分が梅肉・・ヘルシーじゃないですか、イソジンとかより・・というわけで、取り入れることにしました。   

繰り返すにきび、酒さ、とびひ・・鼻や、頬、眉の間などに症状を繰り返す方は、試して損はないと思います。

 

洗浄器具2個・調整容器・専用洗浄剤20個  1836円(税込)

専用洗浄剤60個  4628円(税込)

※詳しくはスタッフにお問い合わせください

アトピーの子供さんを持つお母さんのセミナー

2018年6月27日

アトピーの子供さんを持つお母さんのセミナーを開催いたします!!

痒みや痛みで泣いている子供さんを見て 何もしてあげられず落ち込んでいませんか?

子供の気持ちがわからなくて 一生このままかもしれないと不安になっていませんか?

現在 子供さんのアトピーに悩むお母さんが増えていると言われています。

 

お薬の事 お風呂の事など これからの事を 奈津院長がお話させていただきます。

 

お申込みは下記 お申込みフォームにてお願い致します。

https://transformation-clinic.com/seminar/

ご連絡お待ちしています!

 

〇日時   7月25日(水)15:00~

       〇場所   わたなべ皮フ科・形成外科 院内

       〇定員   15名

       〇参加費  無料

 

 セミナーは30分くらいを予定しています。

   ぜひ、お気軽にご参加ください。

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