こんばんは!今日はハロウィンですね。街に出かけてみると仮装した人たちがたくさんいるかもしれません。
先週末はアンチエージング学会日本会議に出席し、盛りだくさんな内容の講義を聞いてきました!
慢性疲労症候群や、副腎疲労という言葉がありますが、特に最近この後者の「副腎疲労」という言葉が使われることが多いです。
我々は精神的、肉体的なストレスにさらされると、コルチゾールというホルモンを体内で増やし、対処しようとしますが、その状態が遷延すると、逆にそのコルチゾールが枯渇した状態になり、全身あらゆる臓器が機能不全になってくるという状態です。ですから、まだ初期の方はコルチゾールが高く、末期状態のかたは低くなるというわけですね!
当院では、慢性疲労症候群の方も多くおられますが、アトピー性皮膚炎など長期皮膚疾患が長く続いておられるかたも、常に体内が炎症状態、戦闘状態にありますので、最終的には、この慢性疲労症候群末期と同じような状態になってしまわれます。
元気が出ず、常に眠いような、そして低体温で、温度差に弱いという感じです。こうなると最初はよく効いていたステロイド剤もあまり効かない、反応不良の状態ともなり、なんともお手上げ状態になることがあります。
体内のホルモン動態、はアレルギー検査などと違い、普段あまり測定しませんが、今後このような観点から、治療をとらえてみるべきだと思っています。