メディカル・カッピングに関する新刊本が発売されました

2018年7月13日

 

当院で実施している治療法のひとつ
『メディカル・カッピング療法~NAT針療法~』

 

導入から1年が経過し、当院でも手ごたえを感じています 🙂

この治療法は、東京の蔡内科皮膚科クリニックの蔡篤俊先生が考案した治療法であり、当院院長は、幸運にも蔡先生より直接この治療法を伝授いただき導入にいたりました。

 

この度、このメディカル・カッピングに関して、考案者の蔡篤俊先生の新刊本が幻冬社より発売されましたので、その一部をご紹介いたします。
こちらは本のごく1部分になりますので、興味のある方はぜひ直接本をお読みくださいね 🙂

 

 

~以下、本からの抜粋です~

 

皮膚は、体の状態が最も現れやすい部分です。
皮膚の異常は体が発する要注意信号であり、皮膚のかゆみや赤く発疹する原因は体内にたまった毒素の影響です。
(祭先生は、血流が滞っている場所に滞留している血液を‘汚血’と呼んでいます)

         

汚血は皮膚の下の毛細血管にたまり、免疫細胞はこれらの異物を排除しようとしますが、異物を体外に出す方法がありません。
そこで炎症が起き、「かゆみ」を引き起こすのです。
「かゆい」と感じたときに肌をかくと、血液や体液と一緒に異物が外に放出されます。
それと同時に外部から細菌などが侵入しやすくなります。

      

免疫機能が正常であれば、細菌は退治できます。
しかし、免疫機能が異常になっていると、もしくは過剰に反応すると、細菌を駆逐しようとして炎症が起こります。
免疫機能が過剰に反応し続けると、皮膚の下の組織が破壊され、かゆみや湿疹などがひどくなっていきます。
このときに油性の化学薬品を塗ると、免疫機能が抑えられるため、過剰な反応は静まりますが、細菌などの増殖が食い止められなくなります。
つまり薬を塗っても肌の炎症は治まるどころか、新たな炎症を生んでしまいます。

 

炎症が続くと、肌の組織はどんどん破壊されていきます。
肌の表面の角質層は、再生と堕落を繰り返して肌の健康を維持していますが、その働きにも異常が現れます。
こうして肌の状態はますます悪くなり、四六時中かゆい、という症状になっていきます。アトピー性皮膚炎や乾癬と言われる病気で現れやすい症状です。

 

油性の化学薬品は症状を悪化させ、肌の下で起きている原因を突き止めず、表面的な「炎症」を抑え込んでいるだけです。
化学薬品を使い続けると、汚血がたまっていき、さらに悪化していまします。
つまり現代医学は慢性の皮膚病を生んでいるとも言えるでしょう。

 

ステロイド剤は一時的に症状を封じ込めるだけで、アトピー性皮膚炎の根本治療にはなりません。
治らないどころか、長引かせ、よりひどくしてしまう結果になるのです。
長い期間ステロイド剤を摂取し、体内に蓄積されると、さらに炎症を起こして、かゆみ、痛みが出てきます。
するともっと強力なステロイド剤と抗アレルギー剤を投与する。
その繰り返しで、皮膚病患者はよくなるどころか、症状がひどくなっていきます。

 

体調が悪い人に血流が滞っている場合が多いというのは、いまや多くの人に知られている事実でしょう。
その滞っている場所に滞留している血液が汚血です。

 

汚血がたまりやすい場所は、後頭部と頸椎の間、耳と目と咽頭の三角地帯、頭蓋骨の空洞、背中、両脇下、肩甲骨の周辺、肩甲骨と胸椎の間、腰椎の両脇、骨盤の上部、大小関節の隙間などです。
なかでも背中は、汚血のタンクともいうべき場所。
脊椎の両側や肩甲骨のまわりは、とくにたまりやすい場所です。

 

汚血がたまっている人の背中は、微妙にでこぼこしています。
へこんだところに汚血が蓄積しているからです。
このように汚血は体表近くに集まりやすいため、外から物理的に取り除くことが可能です。
そのため洋の東西を問わず、民間療法として瀉血や蛭に血を吸わせる療法がありました。
中国医学では鍼で汚血を取る方法やカッピングなどの技術が存在していたわけです。

 

以上、蔡先生の本からの抜粋はここまでです。

メディカル・カッピングは、蔡先生のこうした考えから生まれた治療法なのです。

 

 

なお、当院ではステロイドそのものを否定しているわけではありません。
当院のステロイドについての考え方は、以下をクリックしてご覧くださいませ 🙂
【脱ステロイド軟膏】(当院HP内)