あざ

2015年7月10日

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青あざ:太田母斑、青色母斑、異所性蒙古斑、遅発性太田母斑(ADM)
茶あざ:扁平母斑
白アザ:白斑症脱色素斑
黒あざ:色素性母斑、ホクロ、巨大色素母斑
赤あざ:苺状血管腫、サーモンパッチ、ウンナ母斑、単純性血管腫

あざの種類と治療法

1白斑症脱色素斑

白斑症脱色素斑は、先天的に色素が欠損している白皮症や後天的に発生する尋常性白斑などがあります。メラニン色素を作っているメラノサイトが消失、あるいはメラニン色素生成の機能の停止によって発症します。

治療法

外用薬、内服、当院ではエキシマ光線療法をよく使用しています。
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2苺状血管腫

未熟な毛細血管の増殖により起こるできものです。

生後すぐ、あるいは生後数週以内に発症することが多く、表面が苺状に赤く盛り上がり、急速に大きくなります。

その後は数年かけて徐々に赤みが抜け、退縮します。

からだの表面のどこにでも見られますが、顔に多く、局面型、腫瘤型を示します。
2歳頃から退縮が始まり、5歳までに50%、7歳までに75%の苺状血管腫が自然に治癒すると言われています。

自然に色調が治っても、表面のでこぼこや色が白く抜けたり、隆起やしわ・たるみを残したりすることがあります。

いずれは自然治癒するため、昔は経過観察することが多かったのですが、大きくなるとその部分が瘢痕になったりするので、かなり早期に治療するように流れが変わってきております。また目の周囲にあるものでは、視野を障害しますと視力低下などにもなりますので、早期治療がお勧めです。

治療法

診断により経過観察で自然治癒を待つのかレーザー治療を行なうか判断します。

レーザー治療の場合は、基本的に3か月に1回、レーザー照射します。
3~6回はかかります。

レーザー施術の流
1. レーザー照射:2時間前に麻酔シールを貼ります。
  
2. レーザー後は軽いやけど状態になります(軟膏をお渡しします) 
3. 外用剤による処置を約1週間程度行っていただきます。

4. 継続的な治療により、ある程度あざが薄くなったら治療完了です。

3サーモンパッチ

サーモンパッチは乳児のおでこの真ん中や眼の上や上口唇などにできるあざです。新生児の三分の一ぐらいにみられます。

圧迫すると一時的に色が消えることが特徴です。
小児が力んだり、泣いたりすると、赤あざが濃く見えることがあります。

ほとんどの場合が1歳から1歳半くらいまでに自然に薄くなってきます。

治療法

待てば消えますが、ご希望によりVビーム治療を行います。

4ウンナ母斑

真皮の毛細血管が拡張することでできてしまう赤いあざで、頭部から頚部(うなじ)にかけて現れるものです。
平らな母斑です。
3歳くらいまでには自然に消えるとされていますが、、サーモンパッチと比べると消えにくい傾向にあります。

治療法

ご希望によりVビーム治療を行います。
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5単純性血管腫

真皮の毛細血管の局所異常で、通常皮膚の膨隆を伴わず明瞭な境界線があり、均一の紅斑を呈します。
色は明るいピンク色から濃い紫色まであります。
浅在性、深在性、びまん型に分類されます。

発症は生下時よりみられ自然消退しませんが、加齢に伴って褪色する色があせる場合もあります。

しかし反対に色が濃くなったり、腫瘤を形成する場合もあります。

治療法

早期にVビーム治療をするとほとんどが薄くなります。
レーザー照射時の痛みは、通常 麻酔テープ(ペンレス)の使用や麻酔クリームによる局所麻酔下に行います。
照射後は灰青色になりますが、24時間すると黒くなり、一週間後には暗い赤色になることが多いです。
一週間くらいで皮がはります。照射後二週間くらいして赤い色がうせはじめ、照射後1~2か月かけて色が失せていきます。

レーザー治療後約1週間は、軟膏を塗布し、ガーゼで被覆します。
現在レーザー以外のほかの赤アザ治療は推奨されておりません。

赤あざに使うVビームについて

茶あざに使うQスイッチルビーレーザーについて

あざ治療の流れ

カウンセリング
患者様の状態、年齢、あざの状態をみて個別のカウンセリングをします。
治療法の提案をいたします
テスト照射
症状や肌の状態をよく見て、それに合わせたにレーザーを使用します。
(波長、強さなどを選びます)
テスト照射を行い、その効果を判断するのに1,2ヶ月待ってから治療回数、治療間隔などを決めます。
麻酔シールかクリームを使って一二時間してから施術します。

※照射時は、目を保護するためにアイマスクを着用して頂きます。
お子様の場合は目にシールを貼って保護を行います。

黒アザ

メラニン色素が真皮内に増えて出来る色素異常です。

小さいものではほくろ、巨大なものは、巨大色素性母斑と呼ばれています。

爪の下、指先、足の裏、手のひらなどにある黒あざは、まれに悪性化することがあるので注意する必要があります。
、生まれつきによるものと生後1週間ほどしてから出るものと様々です。色素性母斑、母斑細胞性母斑(ホクロ)、巨大色素性母斑などがあります。

色素性母斑

色素性母斑は、ほくろのような小さなものから、巨大なものまで大きさは様々です。
母斑細胞が表皮と真皮の境目もしくは真皮の中に存在して、メラニン色素を作り出すために、褐色ないし黒色に見えます。
時には毛が生えたり表面がでこぼこすることもあります。
小さな色素性母斑は悪性化することはあまりありません。


治療法

小さなほくろは電気やレーザー(炭酸ガスレーザー、エルビウム・ヤグレーザーなど)でほくろ全体を焼き取る治療方法や、メスまたはパンチを使ってくり抜く治療方法が一般的です。
悪性化の心配がある場合はくり抜いた組織を病理検査します。
大きめの母斑の場合は当院では悪性化の心配がない場合は最初から手術という選択はせず、CO2レーザー、エルビウムYAGレーザー、Qスイッチルビーレーザーを複合的に使用して治療を行っていきます。
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レーザー治療では完治しない場合や跡が目立つ場合は、残った部分のみ紡錘形に切除して縫い合わせる方法が一般的です。
ただしこの場合も最初から手術を行うよりは大きさが縮小されているのでちいさい傷ですみます。
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さらに大きい場合で1回では取り切れない場合は、2、3回に分けて少しずつ切り取って縫い寄せる方法もあります。
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青あざ・茶あざ

青あざには、太田母斑、後天性太田母斑(ADM),異所性蒙古斑があり茶あざは扁平母斑があります。

青あざ・茶あざの種類と治療法

1太田母斑

境界が明瞭な青みがかった褐色斑がまぶた、ほほ、額などにできる疾患で、通常は左右どちらかにあざがみられます。思春期ごろからめだってくるばあいと、生まれてすぐからわかる場合があります。

治療法

Qスイッチルビーレーザーが有効です。三か月に一度、3~5回のレーザー治療が必要です。保険が適応されます。
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1後天性太田母斑(ADM)

両ほほ骨部に左右相性に、比較的境界明瞭な灰褐色の点状の色素斑が、多発し、次第に色が濃くなります。25歳くらいの女性に発症することがおおいです。肝斑とは全く違いますし、治療法も違いますので注意してください。

治療法

Qスイッチルビーレーザーが有効で、三か月に一度、三回ぐらいのレーザー治療でとることができます。保険適応です。
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1異所性蒙古斑

新生児の仙骨部や臀部にみられる青い色の斑です。通常7歳ぐらいまでには色が消えるものですが、上記以外の場所にこれができたばあい、消えないことがあります。

治療法

Qスイッチルビーレーザーが適応します。保険適応です。

レーザーはまず受診していただき、正確な診断をつけます。そしてともに治療計画をたて、レーザー照射の日を予約していただきます。
レーザー当日は照射二時間前に麻酔シールを患部に貼っていただき、その後レーザー照射を行います。手ではじかれるような感覚はありますが、痛みはさほどつよくありません。
照射後、ガーゼかバンドエイドで覆い帰宅、翌日と一週間後に受診していただきます。
その後は1~2カ月おきに通院していただき、次のレーザー照射の予定をたてます。

治療後は数日で患部がかさぶたになり、それは7~10日後にはがれます。
照射後いったんまえより濃くなってきたように感じられる方もおられますが、それは破壊されたメラニンが下から上にあがってきている段階ですので、これを待つと薄くなります。
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1扁平母斑

盛り上がりのない褐色斑のためこうよばれています。思春期以降に濃くなり目立つことが多いいです。

治療法

QQスイッチルビーレーザーがよいですが、再発率が高いですので、何度も照射する必要があります。保険適応です。
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ほくろ・いぼ

2015年7月9日

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CO2レーザーほくろが悪性かどうか、まずダーモスコピーという専用の機械で診ます。
ご希望により、外科的手術を行います。メスとレーザーを組み合わせ、傷痕を最も目立たないようにします。
外科的手術には、メスでくりぬく方法(これは傷痕を小さくします)、メスで切除し縫縮する方法、CO2(炭酸ガス)レーザーなどがあり、
局所麻酔の注射を行ってからの施術で、翌日と約1週間後に再来していただきます。
線状の傷を残さないCO2(炭酸ガス)レーザーによる治療も可能ですし、麻酔不要のエルビルムYAGレーザーも可能です。
(エルビウムの場合は、完全に色がとれるまで数回かかることもあります)

当院のほくろとりの特徴

1
ミクロ単位で正確にほくろを取り去ります。
2
複数の機械を所持しているため、様々なタイプのほくろに対応可能です。
3
痕の残るような無理な除去はいたしません。
4
悪性のものとの鑑別をしっかりして、必要あればしっかり切除いたします。
5
開院して24年、ほぼ毎日手術かレーザー治療をしており、経験があります。
6
傷痕をいかにして少なく、目立たなくするか工夫しております。

工夫あれこれ

悪性でない黒子であると鑑別できましたら、ほくろはいかに凹み痕を作らず、色素を取り去るかということにつきます。まず、ダーモスコープなどを使い、ほくろの深さを推測します。これらには、一定のパターンがあり、たいていのものは術前に推測がつきます。 浅いものであれば、ほぼ一回の炭酸ガスレーザーで除去することが可能です。 深いものを無理して、一回の炭酸ガスレーザーで深追いして施術しますと、残念ながら凹みを生じてしまいます。
凹みを作らない深さまでに1回のレーザー照射でとどめるには熟練を要します。残った色、再発した色はまた照射して取り去ることはできますが、いったん出来た凹みや傷痕を修復することは非常に難しいのです。 必要であれば、何度かに分けて照射することを選択します。 また、深さ的にはこれ以上深くCO2(炭酸ガス)レーザーを照射できないレベルにまでいっても、深部に色素が残存する場合は、別のメラニンのみターゲットにして消していくQスイッチルビーレーザー、エルビウムYAGレーザーなどをコンビネーションにして照射することにより、最小限のダメージ、傷痕でほくろ除去をしています。

料金(税抜)

CO2レーザー

支払い形態

施術

税抜価格

1ヵ所ごと

※半年以内に、同じところに再発したら半額です。

¥5,000

1cm×1cm範囲

ウイルス性のイボ

¥15,000

1.5cm×1.5cm範囲

ウイルス性のイボ

¥22,000

2cm×2cm範囲

ウイルス性のイボ

¥30,000

Q&A

保険でほくろの治療はできませんか?

それは事前にダーモスコープという拡大鏡などで医師が判断し、悪性の可能性もあるということで除去する場合には保険を使うことができます。それ以外は美容の治療になりますので、保険治療はできません。

再発することはありますか?

レーザーによるほくろ治療ではどうしても再発する可能性は残ります。再発を避けたい方はメスによる切除をご選択ください。

CO2(炭酸ガス)治療後にお化粧はできますか?

翌日から、可能です。その際はほくろを除去した部分に肌色のテープをはっていただき、その上からお化粧してください。

麻酔が必要ですか?

これは麻酔なしでは痛いと思います。

他院での取り残しのほくろもとれますか?

まずは取り残しかどうかを診察させていただき、そうであれば治療可能です。

レーザー治療後は傷痕は残りませんか?

少しは痕が残ります。ただ薄く白っぽい痕で、あまり目立たないと思います。レーザー後の赤みは個人差がありますが、最高半年くらいでひきます。

ウイルス性イボ

ヒト乳頭腫ウイルスによる感染症で、尋常性ゆうぜいといいます。
子供にも大人にも出来、ミズイボとは違います。また、老人の老化によるいわゆる「年寄りイボ」とも違い、これらは皆、治療法が異なります。
ささくれやキズからウイルスが侵入することから起こると考えられていますが、イボになりやすい人となりにくい人があり、なりやすい人はウイルスに対する免疫力が弱いタイプといえるでしょう。
手足にできるイボはあまり盛り上がらないので、タコや魚の目と見分けがつきにくいものです。 見分けるために是非、医師にご相談ください。
間違ってタコの吸い出しシールなど貼りますとかえって悪化することがあります。ウイルス自体は人体に害を及ぼすものではありません。
絶対にイボを除去しなければならないということはありませんが、放置すると、どんどん増えることがあります。さまざまな治療法がありますので、その方のイボの状態をみて、併用したり切り替えたりをしてゆきます。なかなか完治しにくいイボには下記のさまざまな治療を組み合わせたcombined therapyがおすすめです。

イボの治療法

1レーザー治療(1)

何度も来院できない方のためで、予約制により局所麻酔をしたうえで、CO2(炭酸ガス)レーザーでイボを焼き切ります。
一度でかなりのイボがなくなり、効果が高いですが、イボが目に見えぬウイルスである以上、再発の可能性はあります。
術後は10日ほど患部にガーゼをあて、濡らさずかばう必要があります。料金は5,000円(税別)ほどかかります。

2レーザー治療(2)

局所麻酔を避けたい方用ですが、痛みの少ないエルビウムYAGレーザーを照射するのもイボには効果的です。
ただ一度で全部とれることは少ないですので、何度かあてる必要があります。
各種治療法を見る

7モノクロロ酢酸による腐食療法

強い薬剤を塗布することにより、イボを腐らせていく方法で痛みは少ないですが、時間がかかることと、液体自体強いですので取扱注意です。

7ヒマシ油塗布療法

かなり根気がいりますが、毎日塗ることでイボに対する免疫を強める作用があります。一個200円

年配の方のいぼ・アクロコルドン

首や、わきなど摩擦されるところにプルンとした皮膚の突起が多数出てくるものですが、これは摩擦や日光照射などによる皮膚老化による皮膚の変化で、イボのように感染するものではありません。
当院では直接痛みの少ないカットをしたり、液体窒素による治療をしていただき、皮膚の美容に貢献していただいています。
一度に多数治療する場合はCO2(炭酸ガス)レーザーも使用します。

CO2(炭酸ガス)レーザーは予約制で1回5,000円(税別)ほどかかります。それ以外の方法は診察当日すぐ施行でき、痛み少なく、2時間ほどバンドエイドを貼っていただくだけで当日入浴も可能です。

汗管腫

顔面、特にまぶたに多発して発生する小型で扁平に隆起した発疹で、汗を出す管である汗管が増殖してできたものです。
(治療法)CO2(炭酸ガス)レーザーの適応です。

毛穴

2015年7月9日

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毛穴が目立って困るというお悩みの方が結構おられます。お化粧をして隠しておられたりされていますが、それによりかえって悪化してより悩みを深くされていることも多いようです。自己判断、自己治療をされる前にぜひ医師にご相談していただき、その原因の診断と、適切な治療をされてください。

毛穴の目立つ原因

1皮脂の分泌亢進のため、毛穴が開いている場合

これはホルモンバランスの乱れ、ストレス、食生活の乱れ、体質などが関係しております。
(治療法)ニキビに準じた治療法、ビタミン内服、食生活ご指導、ストレス改善、高濃度アクネローション(当院の自家製剤としてあります)、LED治療など

2毛穴がつまっている場合

皮膚の乾燥が原因のことが多いです。
(治療法)ケミカルピーリングやスキンスクライバーで毛穴のつまりを引き締めたり、イオン導入をすること、レチンクリームで皮膚の新陳代謝を早めることなどです。完全に毛穴を引き締めたければCO2フラクショナルレーザーがお勧めです。

3皮膚の酸化

メラニン産生が増加し、黒ずみが目立つタイプです。
(治療法)ケミカルピーリング、美白レーザーによる黒ずみ解消も効果的です。

4皮膚の変化

しわによる毛穴の開き
(治療法)ヒアルロン酸注入や美白トーニングによるひきしめが効果的です。

5にきび痕の瘢痕

クレーターとしての毛穴
(治療法)CO2フラクショナルレーザーがもっとも効果的です。1,5か月から三か月おきに施術を繰り返すとかなり目立たなくなります。

毛穴の治療法

毛穴の治療で使用する画像

1レチンクリーム

毛穴のつまりを解除する作用があります。皮膚のはりをとりもどすことにより毛穴がめだたなくなります。

価格(税抜)
5g  2,000円
10g 4,000円
20g 6,000円

2アクネローション

高濃度のビタミンCが毛穴をひきしめ、皮脂の酸化を抑えます。

価格(税抜)
25ml 3,000円

3ケミカルピーリング

ケミカルピーリングのページをご覧ください。

4イオン導入

メディカルエステのページをご覧ください。

5美白レーザー

美白レーザーのページをご覧ください。

6CO2フラクショナルレーザー

CO2フラクショナルレーザーのページをご覧ください。

7ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注射のページをご覧ください。

8フォト治療(IPL)

フォト治療(IPL)のページをご覧ください。

9カーボンピーリング

カーボンオイルを使用してロングパルスレーザーで毛穴を焼いてしまう方法です。
長期にわたり効果を持続することが可能です。
超音波洗浄を併用したり、ピーリングをして毛穴のつまりを吸引した直後に施術することで効果が倍増します。液状のカーボンオイルを毛穴にしみこませ、それに反応するレーザーを照射します。皮膚表面は冷却しながら行います。5~6回お受けになることをお勧めいたします。表面麻酔が必要です。オイルは二度ほど貼付いたします。ピーリングとの併用をお勧めいたします。一週間ほど強く日焼けしたあとのような薄いかさぶたが生じることがあります。

価格(税抜)

顔全体 ¥18,000
両頬 ¥12,000
鼻と鼻周囲 ¥10,000
¥8,000

ニキビ痕

2015年7月9日

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ニキビ痕にはいろいろなタイプがあり、炎症をおこし皮膚が凹んでしまう状態や、黒ずみ、赤みが残る赤ら顔、色素沈着などがあります。

ニキビ痕の種類と見分け方

1 赤み

炎症の痕が残っている状態です。なかなか消えない赤みは、表皮および真皮の層がダメージを受けたことにより薄くなっており、皮膚の下にある筋肉や血管が透けて見えている状態になっています。

2色素沈着

ニキビ痕の色素沈着にはヘモグロビンとメラニンが関係しています。紫がかった色素沈着はヘモグロビンが影響しています。ヘモグロビンによる色素沈着が治まると、メラニンによる茶色いシミができます。

3クレーター

ニキビが繰り返し発生し、赤ニキビから化膿ニキビへと症状を進行させた結果、傷が真皮に達し、真皮組織を壊してしまうので瘢痕(はんこん)ができます。炎症が沈静する過程で、肌の表面が平らではなく凸凹になってしまった状態がクレーターです。
真皮組織の深部を複雑に壊してしまうと、元の肌状態に再生するのは極めて難しくなります。爪でつぶすような誤ったスキンケアでも、クレーターを作ってしまいます。

4しこり

化膿が皮膚の深部にまで達してしまい、皮膚の異常再生が起こり、しこりになる場合があります。ニキビによる炎症が治まった後、線維芽細胞が壊れた真皮を修復しようとして細胞を作り過ぎてしまうために起こります。

5ケロイド

ニキビが同じ箇所に多数できたために何度も化膿して皮膚が盛り上がり、次第にもりあがってしまった状態です。痛みや痒みを感じる場合があります。主にあご下(フェイスライン)、胸、背中、肩にできるのが特徴です。

ニキビ痕のタイプ別治療法

1赤みタイプ

早期の炎症性のつよい赤いニキビには、赤みに吸収される特性を持つレーザーであるVビームや、フォト治療(IPL)、青色LED光線という光治療器を使用します。
6ヶ月~1年以上経過したニキビ痕には、コラーゲン産生作用を促すレーザーである、ジェントルYAGレーザーやCO2フラクショナルレーザーを使用します。

2凸凹タイプ

凸凹のあるニキビ痕には、コラーゲン産生作用を促す治療を行います。その他に、ピーリングやコラーゲン注入を組み合わせて行うことで、しっかりと改善させます。CO2フラクショナルレーザー、美白レーザーをすることが効果的です。

3茶色タイプ

色素沈着になってしまったニキビ痕には、色を落としてきます。これらは美白のページをご覧ください。美白剤などの院内処方薬や美白点滴を併用する場合もあります。

ニキビ痕の治療法

1Vビーム:赤みタイプのニキビ痕に効果的

Vビームは色素レーザーの治療機器で、赤み(酸化ヘモグロビン)に吸収される特性を持つレーザーを照射して、赤みを改善していきます。接触型冷却装置で皮膚表面を保護しながら治療を行います。アメリカのFDA(日本の厚生労働省にあたる機関)の認可を得ており、ニキビ痕の治療にもその威力を発揮しています。

1LED治療器

光波長がアクネ桿菌(かんきん)を死滅させることに役立ちます。

・アクネ桿菌を死滅させる青色光
・黒ニキビを軽減させる緑色光
・ニキビ痕の赤みや赤ニキビを軽減させ肌質を改善する黄色光とオレンジ光
・炎症、皮脂を軽減させる赤色光

の5色の光を持つため、ニキビ痕やニキビ全般に効果的です。付加的効果としてコラーゲンを産生する作用もあります。

1フラクショナルレーザー:凸凹タイプにニキビ痕に効果的

トライビームのページをご覧ください。

1イントラジェン:凸凹タイプにニキビ痕に効果的

レーザー光線の何倍もの強さをもつRF波(ラジオ波)の熱エネルギーを使用して、自己コラーゲンを産生させ、傷痕の凹み肌状態の改善や皮膚の中の塊を柔らかくする治療機器です。ラジオ波をあてることで熱が真皮を収縮させ、ゆっくりと時間をかけてコラーゲンを再生させる治療方法です。皮膚の引き締め効果とともに、肌がすべすべになります。
真皮内でコラーゲンが増殖することで、軽度のクレーターが改善されます。

1フォト治療(IPL):赤み、茶色タイプにニキビ痕に効果的

フォト治療(IPL)はメラニンとヘモグロビンの両方に反応するため、赤みのあるニキビ痕や色素沈着になってしまったニキビ痕にも効果的な光治療器です。コラーゲン増殖作用もあります。
肌へのダメージが少ないので、治療後すぐに洗顔や化粧が可能です。
フォト治療のページをご覧ください。

1ケミカルピーリング

ケミカルピーリングのページをご覧ください。

1フォトダイナミクス治療

フォトダイナミクス治療のページをご覧ください。

ニキビ

2015年7月9日

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ニキビには赤ニキビ、白ニキビ、黒ニキビの種類があり、原因も多種多様です。当院ではニキビは「青春のシンボル」と楽観視せず「ひとつの病気」「体のバランスの乱れ、ゆがみの表現」としてとらえ、根本治療を目指しています。

便通、月経状態、冷え、むくみ、舌の状態等を診たうえで、その方に適合した漢方薬を選びます。女性は血虚タイプ(貧血気味)、血淤タイプ(血のめぐりが悪い)が多く、男性は食積タイプ(過剰な食物摂取)が多いようです。外用薬も、その方の肌質にあわせゲルタイプ、クリームタイプ、液体タイプがあります。

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(塩野義製薬ホームページより)
上記のように比較的若い年齢の方に起こるので、さまざまなストレスになってきます。

どうしてニキビができるのか?(塩野義製薬ホームページより)

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さまざまなタイプのニキビ

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ニキビの治療法

下記は日本皮膚科学会のニキビ治療ガイドラインです。

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1赤ニキビの治療法

炎症を起こしている赤ニキビは、一刻も早く炎症を鎮めないと、ニキビ痕が残ってしまう可能性があります。早急に皮膚科の医師に相談しましょう。
赤ニキビの治療で重要なことは、まずは早急に炎症を鎮めることです。炎症が起きている状態が長引くと、毛包を超え、真皮の広範囲のコラーゲン線維の委縮や癒着を生じ、上述の通りニキビ痕が残ってしまいます。
ニキビの膿をだすことも必要。抗生剤などの炎症を抑える治療だけより、膿などを取り除いた方が早くニキビが治ります。

2抗生物質の内服薬

抗生剤は、アクネ菌を殺菌したり、増殖を抑えます。
ニキビ治療においては、毛包への好中球の遊走(集まること)を抑制する効果のある抗生剤が適しています。
抗生剤は、ニキビに限らず感染症の治療に使われますが、ニキビは比較的長期間の服用が必要となるため、一般的には「マクロライド系抗生物質」と呼ばれる副作用が比較的少なく、好中球の遊走を抑える抗生物質が処方されます。(ルリッド、クラリス、ミノマイシンなど)
しかし全身に効かせるため、長期内服はとくに女性は避けたほうが望ましく、その際は漢方薬にきりかえます。

3抗生物質の外用薬

・アクアチムクリーム/アクアチムローション(ニューキノロン系抗生物質)
・ダラシンTゲル、ダラシンTローション(リンコマイシン系抗生物質)

4面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)術

保険で安価にできます。
毛穴の中に詰まっている皮脂や古い角質、膿などを、面皰圧出器という専用の器具を使って押し出す治療です。
上述の抗生物質の内服薬、外用薬のみの治療より、ニキビの中身を圧出によって取り出す方が早くニキビが治ります。

5注射治療

しこりができて固くなっている場合は、ニキビに直接抗生物質やステロイドを注入する注射治療が行われます。薬剤はケナコルト(ステロイド剤)で、ニキビだけではなく、繊維化し、しこりになったニキビなどの治療にも使われます。

6ケミカルピーリング

二週間に一度、全部で三度ほどの施術を基本的にはお勧めしています。
グリコール酸で余分な角質や毛穴の詰まりを除去または取り除きやすくします。
赤ニキビになる前の白ニキビや黒ニキビを取り除くことができ、ニキビの予防効果や赤ニキビへの悪化防止効果があります。

7ニキビの抗生物質以外の外用薬

1.ディフェリンゲル
ディフェリンゲルは、構造がレチノイン酸(トレチノイン)に似ているため、「レチノイド様作用」を持つニキビ治療薬です。
ディフェリンゲルは黒ニキビや白ニキビ、微小面皰に作用して詰まりを改善し、また、ニキビになっていない毛穴付近の角質の肥厚を抑制して新たに毛穴が詰まるのを防ぎます。
お肌が慣れるまでは表面の皮膚が粉っぽく剥けたり、赤みを帯びるなどの副作用がありますが、症状は軽度で、2週間ほどでお肌が慣れ、副作用が和らぎます。使い方をよく医師から聞くことが大事です。

2.トレチノイン
ビタミンA(レチノール)の誘導体でピーリング作用、ターンオーバーの促進、皮脂分泌の抑制をします。
ディフェリンゲルは保険が適用されますが、トレチノインは保険適用外です。

3.高濃度ビタミンCローション

8フォト治療(IPL)

ニキビの赤みや、色素沈着に有効で、バンドエイドをする必要がありません。

9ニキビ痕に対するCO2(炭酸ガス)レーザー、エルビウムYAGレーザー

10レチンクリーム

11LEDブルーライト療法

赤いにきびを鎮静化させます。

12高濃度ビタミンC誘導体含有ローション

このローションには通常2~3%しか配合されていないビタミンCを10%配合することによりニキビに効果を出しております。炎症を伴ったニキビやニキビ痕に効果的で、ニキビ治療やニキビ予防のため化粧水として使えます。

13ビタミンCイオン導入

当院ではメディカルエステという名前で施術しております。ニキビに効果のあるビタミンCを多量に深部まで浸透させることで、炎症を伴ったニキビ、赤みに効果的です。

14 フォトダイナミックセラピー

LED使用の難治性ニキビに対するものです

15LED光線治療

(黒ニキビ)
ブラックコメドともよばれます。
1,ハイドロキノン製剤とレチン外用剤の併用
2,イソフラボン外用液
3,面皰圧出療法
4,高濃度ビタミンC外用療法
5,イオン導入
6,ケミカルピーリング
7,毛穴治療としてのレーザー治療

(白ニキビ)
コメドの状態で、初期症状です。この時点で治せば悪化しません。
1,皮脂の分泌を抑える根本治療で、漢方薬治療
2,イソフラボン外用液
3,ケミカルピーリング
4,イオン導入
5,LED治療による心身代謝の活性化

(黄色ニキビ治療法)
膿をもつほどの悪化です。
1,抗生物質の内服
2,ステロイド剤の局所注射
3,炎症を抑えるためのLEDダイオード療法、ロングパルスYAGレーザー、アレキサンドライトレーザ-

16ホルモン剤内服

17漢方治療

一般的には、荊芥連翹湯、十味敗毒湯、半夏瀉心湯などが用いられることが多いようですね。漢方にはリスクがほとんどありませんので、そのほかの治療法と併用できる点も強みといえるでしょう。

当院では女性への抗生物質の投与は最低限にしております。

1
ニキビ痕(クレーター、赤み)に関しても、ケミカルピーリング、CO2(炭酸ガス)レーザー、エルビウムYAGレーザーを用い、はっきり効果の出やすい治療を行っています。当院では開院以来、老若男女、ニキビに悩む方が多く来られ、ニキビ治療に力をいれて参りました。完治にもっていける治療法が確立できたと自負しておりますが、「ニキビはできなくなったけれど、ニキビ痕を治してほしい」というご要望が多数ありましたので、このたびニキビ痕の治療に取り組むことになりました。ニキビ痕は黒ずみ、赤み、硬くなってしまった状態、クレーターなどに分類されますが、それぞれの状態により治療法が異なります。
2
黒ずみになったニキビ炎症後色素沈着といわれる状態で、炎症を伴うニキビが治った後に「しみ」のようになった状態です。黒ずみを早くよくしたい方は、イオン導入、高濃度ビタミンCローション、ハイドロキノン外用剤、フォト治療(IPL)、LED治療が適します。
3
赤みのあるニキビ痕はまだ炎症を起こしている状態です。抗生物質の内服、外用などにより炎症を抑え、フォト治療(IPL)、面皰圧出術、イオン導入、フォト治療(IPL)、LED,を併用することにより早期回復します。炎症が長く続きすぎると黒色化、瘢痕化しますので、早期に積極的治療をされることをお勧めいたします。
4
稀に、硬くなった状態のニキビ痕になられる方がおられます。ケロイドといわれる状態で、ステロイドの局所注射、リザベンの内服などを行います。
5
クレーター上の凹みにはCO2(炭酸ガス)レーザー、エルビウムYAGレーザーを用いています。市販のニキビ用の化粧品を多用される方がおられますが、皮膚が乾燥しすぎるために起こるニキビもあります。ニキビ肌の方がお使いになれる化粧品の説明、ご紹介もしています。

ニキビは病気です。

「青春のシンボル」「そのうち消える」などと言いますが、尋常性ざ瘡という立派な病気です。これができること自体なんらかの体調のアンバランス(胃腸の具合、またはホルモンバランスの乱れなど)を表しています。また放置するとたとえいずれ消えたとしても、醜い瘢痕を残したりしてしまいます。きちっと早期に診断、治療されることをお勧めします。

たるみ・はり

2015年7月9日

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下記鑑別のため、皮膚を引っ張ってみたり、脂肪をつまんでみたり、たるみの日内変動、生理との関係などをお聞きしています。

たるみ・はりの種類と見分け方

1肌の弾力の低下:これは皮膚自体のたるみです

コラーゲンやエラスチンの質が変化して肌の弾力が落ちていきます。
これによって起こるのは、前額のしわ、目元のしわ、口元のしわ、首のしわ、たるみ毛穴
※コラーゲン:線維状のたんぱく質で、皮膚や骨に存在し、肌のハリを保ちます。
※エラスチン:ゴムのように伸縮し、肌に弾力を与える働きをします。

2皮下脂肪が肥大化し、脂肪繊維がたるむ

皮下脂肪が年齢を重ねることによる代謝機能の衰えで肥大化し、重力の影響により下方向へ落ちてきます。
これによって起こるのは、法令線、マリオネットライン、ゴルゴじわ、首のたるみ、目元のくまです。

3脂肪ネットのたるみ

加齢にともない、顔の筋肉も衰えていき、その上に位置する皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなります。これによって起こるのは、法令線マリオネットライン、ゴルゴじわ、首のたるみです。

4むくみのたるみ

脂肪層に水分がたまり、脂肪を膨張させてしまいます。
これによって起こるのはフェイスラインのゆがみ、目元のはれぼったさです

悪化要因 外的要因

1乾燥

「湿度の低下」「気温の低下」「紫外線」「加齢」などの理由で肌が乾燥すると、肌表面(表皮)の保湿力や抵抗力が低下し、新陳代謝(肌の生まれ変わり)が乱れ、肌のハリが失われます。

2紫外線

真皮のコラーゲン、エラスチンなどを破壊し、肌の弾力が失われます。

3ストレス

ストレスを受けるとストレスホルモンが分泌され、血管を収縮させ、免疫機能の低下、基底細胞増殖力の低下等が起こり、肌のターンオーバーが崩れて、肌のバリア機能までも低下してしまいます。

悪化要因 内的要因

1活性酸素

活性酸素が真皮のコラーゲンなどの線維や線維芽細胞にダメージを与えて、細胞を老化させてしまいます。

悪化要因 生活習慣要因

1喫煙

メラニンの生成を抑える働きがあるビタミンCが喫煙により破壊されると、シワやたるみが起こり、肌のツヤもなくなります。

1睡眠不足

睡眠が不足すると、睡眠中に行われる肌の新陳代謝がスムーズに進まず、酸素、栄養、老廃物の交換が滞り、たるみに繋がります。

1栄養不足

たんぱく質や、コラーゲン合成や新陳代謝を促進するビタミン・ミネラルなどが不足すると肌の新陳代謝が滞り、皮膚機能を維持できなくなるため、肌が荒れやすくなります。

たるみの治療

たるみの治療は、その方のタルミの原因とつきとめ、それに合わせた治療をすることが最も大事です。
たとえば「むくみ、たるみ」などは水分代謝をよくする漢方治療をもっともおすすめしたりします。

1レーザー治療

切除したり、出血したりがないので、跡が残ることはありません。 また、治療後すぐにメイクもできます。
レーザー治療のほとんどがコラーゲンを増幅させる効果があり、レーザーを当てることによって皮膚の細胞が活性化され、たるみが改善されます。シワの改善や毛穴の開きの収縮、妊娠線の改善などにも効果的です。 美白レーザー、レーザーフェイシャルがおすすめです。
レーザーフェイシャル美白レーザー

2イントラジェン・HIFU

熱エネルギーで、表皮を傷つけることなく、真皮に作用しコラーゲンを増殖しハリをもたらします。治療後6ヵ月にわたってコラーゲンが産生され、徐々に引き締まったハリのある肌に改善されるため、長期の効果を持続します。ニキビやニキビ跡の凸凹の改善、毛穴の引き締めなどにも効果的です。
ウルトラセル

3スマイルリフト

おすすめ!!
スマイルリフト

4注入療法

■CO2スキンセルフによるCO2注入療法
CO2(炭酸ガス)を皮下・皮内に注入し、様々なスキンケア・アンチエイジング効果を得る治療です。
料金表をご覧ください。

外科治療(手術)…保険

1目の周りのたるみ取り

目の下のたるみや瞼のたるみは、手術によって取り除くことが出来ます。メスを使って治療を行うため術後のはれ、出血はしばらくあります。

2フェイスリフト

たるんでくる皮膚を持ち上げることで、顔の筋肉に張りを取り戻す美容整形のひとつです。

シミ・そばかす

2015年6月18日

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一般の方は、顔における色素沈着をすべてシミ(しみ)と総称されていますが、実際シミ(しみ)には様々な種類があります。もっとも大事なことはそのシミ(しみ)が一体どういう病名のものなのかを正確に判断することです。この判断を間違うと、すべてその後の治療に狂いが生じ、思わぬ結果を招いてしまいます。薄くならないだけでなく、かえって悪化してしまうこともあるのです。
まずは、シミ(しみ)を正確に治療前に診断することが肝要です。当院ではそのためにも拡大鏡を駆使し、事前に鑑別診断をしっかりすることを心がけています。
治療する、しないにかかわらず鑑別診断と治療法のあれこれのご説明だけも大丈夫ですので、安心してご相談ください。

シミ(しみ)の種類と見分け方

1老人性色素斑

30代以降で顔、手背など日光に当たるところにできます。
形は大小さまざまですが、比較的境界が明瞭(写真)表面がざらついているものもあります。

2雀卵斑(そばかす)

子供のころから発症することが多く、両ほほ、鼻の頭を中心に左右対称にできます。
1〜5mm大の小さな色素班が、ほぼ均等に分布しやや明るい褐色です。

3肝斑

30〜40代の発症し、両ほほに左右対称にぼんやり拡大する褐色斑で面状のことも点状のこともあります。
まぶた、髪の毛の生え際、眉毛部、鼻には通常存在しません。
女性ホルモンによる影響、皮膚への摩擦のし過ぎ、不適合な化粧品が原因といわれています。
また、日焼けや妊娠によって増悪します。

4炎症後色素沈着

けが、やけど、摩擦、ニキビ跡、アトピー性皮膚炎などの後にできます。
少し赤みを帯びた褐色班で、摩擦されるところに多いです。

5ADM

20〜30歳代で両ほほを中心に左右対称に発症します。やや青み、灰色がかっており、鼻の横にも同様の色素斑がみられることがあります。

シミ(しみ)の治療法

1老人性色素斑の場合

おだやかに薄めたいのでしたらハイドロキノン軟膏、レチン軟膏で薄めることですが、取りきってしまうのでしたらQスイッチルビーレーザーが最適です。ほぼ一度で取りきることができます。フォト治療も何回かはかかるがかなり取り去ことができます。
フォト治療(IPL)Qスイッチルビーレーザーレチン軟膏ハイドロキノン軟膏

2脂漏性角化症(ダーモスコピー)

盛り上がりのある老人性のシミ(しみ)ですが、まずはダーモスコピーで鑑別診断をしてもらってください。盛り上がりをとるのなら保険治療による冷凍凝固療法で可能ですが、何回か治療をする必要が通常あります。炭酸ガスレーザーならば一度でとることができます。
エルビウムレーザーCO2(炭酸ガス)レーザー

3雀卵斑(そばかす)

Qスイッチルビーレーザー、フォト治療、美白レーザー、メソセラピーなどがお勧めです。
メソポレーション美白レーザーフォト治療(IPL)Qスイッチルビーレーザー

4肝斑

Qスイッチルビーレーザー、フォト治療、美白レーザー、メソセラピーなどがお勧めです。
美白レーザーフォト治療(IPL)Qスイッチルビーレーザー

5炎症後色素沈着

イオン導入、ハイドロキノン、ルミキシルという外用剤がお勧めです。
ハイドロキノン軟膏イオン導入

6ADM

Qスイッチルビーレーザーがお勧めです。何度か照射が必要です。
Qスイッチルビーレーザー

7顔全体のくすみ

なんとなく暗く見えるような場合は、イオン導入、ケミカルピーリング、フォト治療、美白レーザーがお勧めです。
美白レーザーフォト治療(IPL)ケミカルピーリングイオン導入

当院のシミ(しみ)治療のこだわり

1
安易な施術ではなく、まずはしっかりとした鑑別診断と治療戦略を立てること、診断が違うと治療法が全く異なります。また、シミ(しみ)とADMと雀卵斑がおひとりの顔に混在していることが多く、一体、どの治療からスタートするのか戦略をしっかり立てることが大事です。
2
ほぼ現存するすべてのシミ(しみ)治療法の導入。これまでに行かれたクリニックに施術する機械や経験がないから・・と、効果のない治療法を続けるの合理的ではありません。 当院は、シミ(しみ)治療に関する技術、製品を日々進化させて提供しております。
3
シミ(しみ)、色素沈着はほとんどが進行性です。一度取ったら終わりということはなく、その後の再度色素沈着、皮膚老化をできるだけ起こさないことが必要です。安易に取り去るということだでなく、今後いかにできなくさせるかに基づき、カウンセリングと施術メニューのご提案をしております。 診察、カウンセリング施術スタッフ全員が女性です。スタッフ自身の肌の老化予防を考え、自ら施術を受け、アンチエイジングにいそしんでおります。だからこそ、安心できる効果の出る治療法をご提案できるのです。
4
シミ(しみ)のできる仕組み、取り方、再発予防に熟知しておりますので、まずは説明、ご理解をいただくことを第一に考えております。 初回カウンセリングから施術と1回お会いして簡潔するのではなく、頑固なまでにこだわりを持って対応させていただきます。

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Q&A

1回の治療で取れますか?

お肌の老化によるシミ(老人性色素斑)であれば、Qスイッチルビーレーザーの一度の照射でほぼ取りきれます。ごくわずかの方が2割ほど色が残ることがありますが、残ってしまったシミに関しては、3~4か月ほど間隔をあけて再度照射することができます。
また、レーザー照射後は、日焼けしないようにご注意ください。日焼けによりシミが再発することはあります。日焼け止めや、シミとりクリームなど使用してくださいね。

痛みはありますか?

シミのレーザー治療に関しては、レーザー光がシミのメラニンをターゲットにして取り除いていきますので、その時パチっとした衝撃はありますが、たいがいの方は耐えれるほどの感覚です。

照射後の注意について教えてください

Qスイッチルビーレーザーを照射したあとは、ガーゼ、テープをして創部を保護していただきます。約1週間ほどは、ご自分で軟膏塗布、ガーゼ、テープの交換をしてもらう必要があります。患部を濡らしてのシャワー洗顔などはかまいませんが、その都度ガーゼ交換をしていただく必要がございます。濡らしたくない場合の保護テープ、また目立たないような貼り方などのご指導はさせていただきますので、またお尋ねください。
あと、創部は1週間ほどでかさぶたができ、それがとれたあとにピンク色の肌になります。そうなればガーゼ、テープの必要はなくなります。ピンク色の肌は生まれたての赤ちゃんのような敏感な薄い肌ですので、その時点でこすったり日光を浴びると、炎症性の色素沈着が起こりやすいですので、3ヶ月ほどはご注意ください。また万が一炎症性の色素沈着が起こった場合、患部を安静にしていただき、当院処方のシミとりクリームを使用していただければ数ヶ月かけて自然な肌色に戻り、シミが解消されます。
 美白レーザー、フォト治療(IPL)などによるシミの治療に関しては、当日翌日日光照射をさけていただく以外は特に注意事項はございません。もちろんガーゼ、テープなど貼る必要はございません。

自分のシミがどのようなタイプのものかわからないのですが

それは一般の方にはわかりづらい点ですので、ぜひともシミを鑑別できる皮膚科の医師のもとを訪れて、正確な鑑別をしてもらってください。各種取り方が違いますし、これが間違ってしまいますとかえって悪化することもあり得ますので。
「老人性色素斑」は、紫外線をあびたり老化することで生じます。比較的シミの境界がはっきりしているのが特徴的です。
「炎症性色素沈着」は、なんらかのケガ、キズのあとに炎症を起こしたことから起こります。レーザー治療、手術のあとにも起こりえます。
「脂漏性角化症」は、膨れるタイプのシミといえます。いぼ状に表面よりもりあがった状態になります。
「雀卵斑」は、通常「そばかす」とよばれます。子供のころからあることが多く、遺伝的なものです。小さな斑点が鼻の周りにあります。
「肝斑」は、女性ホルモンのバランスの悪さ、ストレス、紫外線照射などで発症します。左右対称に頬にぼんやりとくすみの様に出るのが特徴的です。
「真皮メラノサイトーシス(ADM)」は、左右対称に頬や額に小さい斑が集まっています。これはアザの一種ですので肝斑ではありません。世間で最も見間違えられているシミのひとつだと思います。
上記のようにさまざまなシミがあり、それらはシミの存在する深さ、シミのできるメカニズムが違いますので、それぞれに応じた治療法がございます。くれぐれも間違った判断による間違った治療をされませんように。
当院では、お一人おひとりのシミの種類を見て、適切な治療法をご提案させていただいております。

いろんなタイプのシミが顔にあるのですが、こういう場合はどうすればよいのでしょうか?

まずは上記のように、皮膚科医の鑑別診断をお受けになったうえで、どのシミからどの方法で手を付けていくのが、一番効率よく(時間的、費用的にも)、ご本人のご希望に添えることができるのか、その戦略提案をお受けください。このシミはレーザーでほぼ一回でとれるとか、まずはフォト治療(IPL)で全体の色を落としてから、残ったもののみQスイッチルビーレーザーをあてるとか、いろいろな戦略がございます。ご自分にあった方法をお選びしていただけます。

たくさんのレーザーがあるのですが、どのレーザーを受けたらいいのか迷ってしまいます。

昨今は美容雑誌などの普及により、一般の方も難しいレーザーの名前をすらすらと言えたり、「このシミを取ってほしい」という訴えではなく「○○○レーザーをあててほしい」と言われる方も時々おられて、治療家としたら少し驚いてしまいますね。皆さんが、いろいろなレーザーなどの知識をもたれることは非常に喜ばしいことだとは思いますが、当院にある様々なレーザーもひとつひとつ得意なこと不得意なことがあったりしまして、その方のシミに何が最善かというのは、診察させていただいて提案できることが大きいです。またそれだけでなく、レーザー機械のひとつひとつの性能を熟知してまいりますと、ふたつの機械を組み合わせるともっと効果がでるというような上級編の使い方もできます。ぜひとも担当医のアドバイスを聞いてみてください。

再診に来ないといけませんか?

Qスイッチルビーレーザー照射後は基本的には照射翌日と、照射1週間後に経過をみせていただいております。どうしても難しい場合はご相談ください。またほかの美白レーザー、フォト治療(IPL)の場合は次回の照射時にお越しになるので大丈夫です。

レーザー照射後お化粧はできますか?

フォトフェイシャル、トーニングなどはすぐ可能です。またQスイッチルビーレーザー照射後は患部には一週間ほどバイドエイドはいたしますが、その上からファンデーションを塗っていただいて結構です。

「美白レーザー」って、あまり聞いたことがありませんがどういう治療ですか?

主に肝斑に用います。強い出力のレーザーではなく、低出力のレーザーで、赤み、腫れ、痛み、かさぶたなどのダウンタイムがなく、シミ、そばかす、くすみなどに効果的です。これは深いところにあるシミではなく、浅いところにあるシミで、肝斑のようにある一定の年齢に機能的にシミが増え続けるときなどに、色素をいち早く取り除いていくというコンセプトであり、強い出力のレーザーのように「ほぼ一度で取り除く」というものではございません。きれいになった後も間隔をあけて維持療法をされることをお勧め致しております。

美白レーザーは痛みますか?

 日焼けのときのようなチリチリ感はございますが、痛みではありません。帰宅時に多少火照り感があります。

美白レーザーで肝斑は消えますか?

効果的です。ただ肝斑治療は継続して行う必要があります。シミを溶かしていく内服薬、シミとりクリームなどをご自宅で実施していただくとともに、皮膚をこすらない、日光照射を避けるなどの努力もお願いしたいです。美しい肌を維持していただくために、当院では間隔をあけて、美白レーザー、フォト治療(IPL)、メソポレーションなどを維持療法としてお手伝いさせていただいております。

ニキビ痕のシミに美白レーザーは効果がありますか?

傷痕、やけど痕、にきび痕、など炎症後の色素沈着に効果があります。

シミと肝斑は何が違うのですか?

シミというのは正式には老人性色素斑です。これは老化や紫外線などから生じる境界がはっきりしたものです。肝斑は女性ホルモンのバランスや、ストレスなどが原因で発症する頬のまわりの左右対称のくすみのようなもので違います。治療法も違います。

シミに対して薬を飲んだり、塗ったりが必要ですか?

肝斑でしたら内側からメラニンを抑え込む必要があり、内服はほぼ必須だと考えております。抗炎症作用のあるトラネキサム酸、ビタミンC、あとはご自分にあった漢方薬などを処方させていただいております。また外用として高濃度のビタミンCローション、ハイドロキノン、レチンクリーム、ルミキシルクリームなど多種類当院オリジナルの美白剤の処方もしております。

美白レーザー、フォト治療(IPL)は、1回でいいのですか?

どちらも何度か必要です。5回ほどの照射が必要であるとご理解ください。詳細は個別で変わってきますので、お尋ねください。

シミ治療にはどのような種類がありますか。

IPLという光治療、レーザー治療、処方薬による(内服薬・外用薬)治療の3種類が挙げられます。それぞれに適応や特長がございますので詳しくは診察時にご相談ください。

肌が弱いのですが、シミ治療をうけることはできますか。

基本的には問題はありません。皮膚の状態に合せたシミ治療を行うことが出来ますので、まずは医師にご相談ください。内服薬や外用薬からシミ治療をスタートすることも可能です。

首や手などのシミも治療ができますか。

首や手などのシミ治療も可能です。全身どの部位のシミでも対応できますので、お気軽にご相談ください。

レーザー治療において副作用はありますか。

レーザー光線というと、X線のようなものを想像されるかと思いますが、医療用レーザーでは、紫外線や放射線、X線などの有害光線とは全く異なります。人体に害を及ぼすような副作用はありませんのでご安心下さい。

妊娠中でもシミ治療はできますか。

レーザー治療が胎児に影響を与えることはないといわれていますが、できるだけ出産後に治療を受けられることをお勧めします。なぜなら、妊娠中はホルモンのバランスが変化し、非妊娠時よりもシミができやすい状態にあることと、痛みにも敏感になっていることが多いためです。

シミはなぜできるのですか?

メラニンは悪者のように思われていますが、実は紫外線があたると、細胞の核を紫外線から傘のように守る大切な働きをします。そのメラニンを作る細胞がメラノサイトです。ところが、紫外線があたりすぎると、メラノサイトのDNAがダメージを受け、メラノサイトの暴走がおこり、紫外線があたっていないのにメラニンをどんどん作ってしまい、そこがシミになります。

出血はしますか?

レーザーが皮膚にあたるだけの治療ですので、血は全く出ません。

治療後のスキンケアで気をつけることは?

治療後は必ず日焼け止めクリームを使用するなどしてUVケアを行ってください。また、保湿も十分に行ってください。レチノイン酸、トレチノイン、AHAが配合されている洗顔料、化粧品については医師にご相談ください。

しみのレーザー治療を受けたことで、ガンになることはありませんか?

レーザー光線は、放射線・X線などの有害光線とは全く違うものです。40年以上に及ぶレーザー治療の歴史の中で、レーザーが原因でガンになったという報告は、世界中で1例もありませんのでご安心ください。

治療後、再発することはありますか?

しみについては再発することもありますが、紫外線防止などのアフターケアをしっかりすることでかなり防ぐことができます。患者様の状態によってはアフターケアとして、ハイドロキノンやレチノイン酸などの美白成分の配合されたクリームなどの使用をお勧めする事もあります。