シミ(しみ)・そばかす
一般的に患者様は顔における色素沈着をすべてシミ(しみ)と総称されておられますが、実際シミ(しみ)には様々な種類があります。もっとも大事なことはそのシミ(しみ)が一体どういう病名のものなのかを正確に判断してもらうことです。この判断が間違うとすべてその後の治療法が狂ってきて、思わぬ結果を招いてしまいます。薄くならないだけでなくかえって悪化してしまうこともあるのです。シミ(しみ)を正確に治療前に診断することが肝要です。当院ではそのためにも拡大鏡を駆使し、事前に鑑別診断をしっかりすることを心がけております。
治療する、しないにかかわらず鑑別診断と治療法のあれこれのご説明だけも大丈夫ですので、安心してご相談ください。
治療する、しないにかかわらず鑑別診断と治療法のあれこれのご説明だけも大丈夫ですので、安心してご相談ください。
シミ(しみ)の種類と見分け方
1老人性色素斑
- 30代以降にでる、顔、手背など日光にあたるところにでている、形は大小さまざまだが、比較的境界が明瞭(写真)表面がざらついているものもある
2雀卵斑(そばかす)
- 子供のころから発症することが多い、両ほほ、鼻の頭を中心に左右対称にでる、1~5mm大の小さな色素班がほぼ均等に分布、やや明るい褐色
3肝斑
- 30~40代の発症する、両ほほに左右対称にぼんやり拡大する褐色斑で面状のことも点状のこともあります。まぶた、髪の毛の生え際、眉毛部、鼻には通常存在しない
女性ホルモンによる影響、皮膚への摩擦のし過ぎ、不適合な化粧品が原因といわれています。日焼けや妊娠によって増悪します。
4炎症後色素沈着
- けが、やけど、摩擦、ニキビ跡、アトピー性皮膚炎のあとなどになる。少し赤みを帯びた褐色ハンデ、よく摩擦されるところに多い。
5ADM
- 20~30歳代で発症、両ほほを中心に左右対称に発症、やや青み、灰色がかっている、鼻の横にも同様の色素斑がみられることがある
シミ(しみ)の治療法
1老人性色素斑の場合
- おだやかに薄めたいのでしたらハイドロキノン軟膏、レチン軟膏で薄めることですが、取りきってしまうのでしたらQスイッチルビーレーザーが最適です。ほぼ一度で取りきることができます。フォト治療も何回かはかかるがかなり取り去ことができます。
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2脂漏性角化症(老人性のいぼ)
- 盛り上がりのある老人性のシミ(しみ)ですが、まずはダーマスコピーで鑑別診断をしてもらってください。盛り上がりをとるのなら保険治療による冷凍凝固療法で可能ですが、何回か治療をする必要が通常あります。炭酸ガスレーザーならば一度でとることができます。
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3雀卵斑(そばかす)
- Qスイッチルビーレーザー、フォト治療、レーザートーニンぐ、メソセラピーなどがお勧めです。
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4肝斑
- Qスイッチルビーレーザー、フォト治療、レーザートーニンぐ、メソセラピーなどがお勧めです。
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5炎症後色素沈着
- イオン導入、ハイドロキノン、ルミキシルという外用剤がお勧めです。
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6ADM
- Qスイッチルビーレーザーがお勧めです。何度か照射が必要です。
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7顔全体のくすみ
- なんとなく暗く見えるような場合は、イオン導入、ケミカルピーリング、フォト治療、レーザートーニングがお勧めです。
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当院のシミ(しみ)治療のこだわり
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- 安易な施術ではなく、まずはしっかりとした鑑別診断と、治療戦略をたてること、診断が違うと治療法が全然違います。
またシミ(しみ)とADMと雀卵斑がおひとりの顔に混在していることなど多々あるケースです。いったいどの治療からスタートするのか、などの戦略をしっかりたてることが大事です。(この場合は肝斑が先です)
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- ほぼ現存するすべてのシミ(しみ)治療法の導入。
いかれたクリニックに施術する機械や経験がないから・・と万遍とあまり効果のない治療法を続けるのはあまり合理的ではありません。
当院はシミ(しみ)治療に関するものをほぼそろえ、現在も追加していっております。常に進化することにより、より優れた技術、製品を提供できるようにしております。
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- まずシミ(しみ)、色素沈着というものはほとんどのものが進行性のものです。いったんとったらそれで終わりということはなく、その後の再度色素沈着、皮膚老化をできるだけ起こさせないことが必要です。安易に取り去るということだでなく、今後いかにできなくさせるかに基づき、カウンセリングと施術メニューの提案をさせていただいております。
診察、カウンセリング、施術スタッフ全員が女性です。全員自分自身の肌の老化予防を考え自分たちも施術を受け、アンチエイジングにいそしんでおります。だからこそ安心できる効果の出る治療法をご提案できるのです。我々はそのための研修、トレーニングにいそしんでおります。
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- シミ(しみ)のできる仕組み、取り方、再発予防に熟知しておりますので、まずはその説明、ご理解をいただくことを第一に考えております。
「さっさととってくれたらそれでいいのに」と思われる方もおられるかもしれません、多少頑固なまでにこのことをさせていただいております。