ニキビ

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ニキビには赤ニキビ、白ニキビ、黒ニキビの種類があり、原因も多種多様です。当院ではニキビは「青春のシンボル」と楽観視せず「ひとつの病気」「体のバランスの乱れ、ゆがみの表現」としてとらえ、根本治療を目指しています。

便通、月経状態、冷え、むくみ、舌の状態等を診たうえで、その方に適合した漢方薬を選びます。女性は血虚タイプ(貧血気味)、血淤タイプ(血のめぐりが悪い)が多く、男性は食積タイプ(過剰な食物摂取)が多いようです。外用薬も、その方の肌質にあわせゲルタイプ、クリームタイプ、液体タイプがあります。

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(塩野義製薬ホームページより)
上記のように比較的若い年齢の方に起こるので、さまざまなストレスになってきます。

どうしてニキビができるのか?(塩野義製薬ホームページより)

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さまざまなタイプのニキビ

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ニキビの治療法

下記は日本皮膚科学会のニキビ治療ガイドラインです。

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1赤ニキビの治療法

炎症を起こしている赤ニキビは、一刻も早く炎症を鎮めないと、ニキビ痕が残ってしまう可能性があります。早急に皮膚科の医師に相談しましょう。
赤ニキビの治療で重要なことは、まずは早急に炎症を鎮めることです。炎症が起きている状態が長引くと、毛包を超え、真皮の広範囲のコラーゲン線維の委縮や癒着を生じ、上述の通りニキビ痕が残ってしまいます。
ニキビの膿をだすことも必要。抗生剤などの炎症を抑える治療だけより、膿などを取り除いた方が早くニキビが治ります。

2抗生物質の内服薬

抗生剤は、アクネ菌を殺菌したり、増殖を抑えます。
ニキビ治療においては、毛包への好中球の遊走(集まること)を抑制する効果のある抗生剤が適しています。
抗生剤は、ニキビに限らず感染症の治療に使われますが、ニキビは比較的長期間の服用が必要となるため、一般的には「マクロライド系抗生物質」と呼ばれる副作用が比較的少なく、好中球の遊走を抑える抗生物質が処方されます。(ルリッド、クラリス、ミノマイシンなど)
しかし全身に効かせるため、長期内服はとくに女性は避けたほうが望ましく、その際は漢方薬にきりかえます。

3抗生物質の外用薬

・アクアチムクリーム/アクアチムローション(ニューキノロン系抗生物質)
・ダラシンTゲル、ダラシンTローション(リンコマイシン系抗生物質)

4面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)術

保険で安価にできます。
毛穴の中に詰まっている皮脂や古い角質、膿などを、面皰圧出器という専用の器具を使って押し出す治療です。
上述の抗生物質の内服薬、外用薬のみの治療より、ニキビの中身を圧出によって取り出す方が早くニキビが治ります。

5注射治療

しこりができて固くなっている場合は、ニキビに直接抗生物質やステロイドを注入する注射治療が行われます。薬剤はケナコルト(ステロイド剤)で、ニキビだけではなく、繊維化し、しこりになったニキビなどの治療にも使われます。

6ケミカルピーリング

二週間に一度、全部で三度ほどの施術を基本的にはお勧めしています。
グリコール酸で余分な角質や毛穴の詰まりを除去または取り除きやすくします。
赤ニキビになる前の白ニキビや黒ニキビを取り除くことができ、ニキビの予防効果や赤ニキビへの悪化防止効果があります。

7ニキビの抗生物質以外の外用薬

1.ディフェリンゲル
ディフェリンゲルは、構造がレチノイン酸(トレチノイン)に似ているため、「レチノイド様作用」を持つニキビ治療薬です。
ディフェリンゲルは黒ニキビや白ニキビ、微小面皰に作用して詰まりを改善し、また、ニキビになっていない毛穴付近の角質の肥厚を抑制して新たに毛穴が詰まるのを防ぎます。
お肌が慣れるまでは表面の皮膚が粉っぽく剥けたり、赤みを帯びるなどの副作用がありますが、症状は軽度で、2週間ほどでお肌が慣れ、副作用が和らぎます。使い方をよく医師から聞くことが大事です。

2.トレチノイン
ビタミンA(レチノール)の誘導体でピーリング作用、ターンオーバーの促進、皮脂分泌の抑制をします。
ディフェリンゲルは保険が適用されますが、トレチノインは保険適用外です。

3.高濃度ビタミンCローション

8フォト治療(IPL)

ニキビの赤みや、色素沈着に有効で、バンドエイドをする必要がありません。

9ニキビ痕に対するCO2(炭酸ガス)レーザー、エルビウムYAGレーザー

10レチンクリーム

11LEDブルーライト療法

赤いにきびを鎮静化させます。

12高濃度ビタミンC誘導体含有ローション

このローションには通常2~3%しか配合されていないビタミンCを10%配合することによりニキビに効果を出しております。炎症を伴ったニキビやニキビ痕に効果的で、ニキビ治療やニキビ予防のため化粧水として使えます。

13ビタミンCイオン導入

当院ではメディカルエステという名前で施術しております。ニキビに効果のあるビタミンCを多量に深部まで浸透させることで、炎症を伴ったニキビ、赤みに効果的です。

14 フォトダイナミックセラピー

LED使用の難治性ニキビに対するものです

15LED光線治療

(黒ニキビ)
ブラックコメドともよばれます。
1,ハイドロキノン製剤とレチン外用剤の併用
2,イソフラボン外用液
3,面皰圧出療法
4,高濃度ビタミンC外用療法
5,イオン導入
6,ケミカルピーリング
7,毛穴治療としてのレーザー治療

(白ニキビ)
コメドの状態で、初期症状です。この時点で治せば悪化しません。
1,皮脂の分泌を抑える根本治療で、漢方薬治療
2,イソフラボン外用液
3,ケミカルピーリング
4,イオン導入
5,LED治療による心身代謝の活性化

(黄色ニキビ治療法)
膿をもつほどの悪化です。
1,抗生物質の内服
2,ステロイド剤の局所注射
3,炎症を抑えるためのLEDダイオード療法、ロングパルスYAGレーザー、アレキサンドライトレーザ-

16ホルモン剤内服

17漢方治療

一般的には、荊芥連翹湯、十味敗毒湯、半夏瀉心湯などが用いられることが多いようですね。漢方にはリスクがほとんどありませんので、そのほかの治療法と併用できる点も強みといえるでしょう。

当院では女性への抗生物質の投与は最低限にしております。

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ニキビ痕(クレーター、赤み)に関しても、ケミカルピーリング、CO2(炭酸ガス)レーザー、エルビウムYAGレーザーを用い、はっきり効果の出やすい治療を行っています。当院では開院以来、老若男女、ニキビに悩む方が多く来られ、ニキビ治療に力をいれて参りました。完治にもっていける治療法が確立できたと自負しておりますが、「ニキビはできなくなったけれど、ニキビ痕を治してほしい」というご要望が多数ありましたので、このたびニキビ痕の治療に取り組むことになりました。ニキビ痕は黒ずみ、赤み、硬くなってしまった状態、クレーターなどに分類されますが、それぞれの状態により治療法が異なります。
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黒ずみになったニキビ炎症後色素沈着といわれる状態で、炎症を伴うニキビが治った後に「しみ」のようになった状態です。黒ずみを早くよくしたい方は、イオン導入、高濃度ビタミンCローション、ハイドロキノン外用剤、フォト治療(IPL)、LED治療が適します。
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赤みのあるニキビ痕はまだ炎症を起こしている状態です。抗生物質の内服、外用などにより炎症を抑え、フォト治療(IPL)、面皰圧出術、イオン導入、フォト治療(IPL)、LED,を併用することにより早期回復します。炎症が長く続きすぎると黒色化、瘢痕化しますので、早期に積極的治療をされることをお勧めいたします。
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稀に、硬くなった状態のニキビ痕になられる方がおられます。ケロイドといわれる状態で、ステロイドの局所注射、リザベンの内服などを行います。
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クレーター上の凹みにはCO2(炭酸ガス)レーザー、エルビウムYAGレーザーを用いています。市販のニキビ用の化粧品を多用される方がおられますが、皮膚が乾燥しすぎるために起こるニキビもあります。ニキビ肌の方がお使いになれる化粧品の説明、ご紹介もしています。

ニキビは病気です。

「青春のシンボル」「そのうち消える」などと言いますが、尋常性ざ瘡という立派な病気です。これができること自体なんらかの体調のアンバランス(胃腸の具合、またはホルモンバランスの乱れなど)を表しています。また放置するとたとえいずれ消えたとしても、醜い瘢痕を残したりしてしまいます。きちっと早期に診断、治療されることをお勧めします。