肝について

2019年6月10日

こんにちは!

前回は気・血・水についてお話ししました。

 

今回は東洋医学的に見た臓器のお話を少し。

 

基本的には一般的な西洋医学的にみた臓器の働きのイメージと大きくは変わりません。

ですが、東洋医学的な臓器の見方をしていくと

意外な働きがあったり、他の臓器や体の部位との関わりがあったりします。

 

まず東洋医学では各臓器

肝・心・脾・肺・腎

胆・小腸・胃・大腸・膀胱

このように分類しています。

 

これらの臓器が、日々、気・血・水を体中に巡らせるために働いてくれています。

 

ではそれぞれの臓器がどのような働きをしているのかをお話ししますね☆

 

まずは「肝」

肝には血を貯蔵し、必要に応じて血液を体に送り出し、体の様々な器官の働きを調節するという働きがあります。

ですので、肝の機能がうまく働かないと体の色々なところに症状が出ます。

 

 

〇肝と関わりのあるものとは・・・ 

・季節⇒春 …春は肝の機能が非常に盛んになる時期。

・味⇒酸 …酸味は肝の機能を高めてくれます。

・体の部位⇒筋、腱、目、爪 …肝の機能がうまく働いていない時にここに症状が出ます

 

〇肝がうまく働いていない時の症状

・イライラしやすい  ・めまい、立ちくらみ  ・目が疲れる、目がかすむ

・口が苦い  ・落ち着きがない  ・のぼせ  ・生理痛、生理不順  etc…

 

春の花粉症なども肝の機能不良から来ていると考えられます。

 

病院にいって薬で何とか治まっても、また同じ症状が出てきてしまうのは根本的な機能が改善していないからなのです。

その時、辛い症状をお薬で改選しながらも、根本にある悪いものを取り除いていけば、おのずと体は良くなっていきます。

そして普段の生活習慣を見直せば、病気に負けない体をつくることができます。

 

当院で行なっているNAT鍼療法はさまざまな体の不調にアプローチすることが出来ます。

尋常性乾癬、酒さ、軽度~重度のアトピーの方や、検査では異常はないけれどなんとなく体がしんどいといった症状をお持ちの方が利用いて下さっています。

お悩みの症状があり気になっておられる方は遠慮なくお問い合わせくださいませ。

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